眠い目をこすりながら
せっせと母乳をあげて、
気がつけばもうすぐ5か月?!
赤ちゃんの成長は
本当にあっという間ですね^^
赤ちゃんは成長にともない、
母乳や粉ミルクだけでは
栄養とエネルギーが足りなくなってきます。
そこで、それを補うために
離乳食が始まります^^
現在では、
1歳前の後期検診で
貧血の検査を行なっている
小児科もあるそうです。
お母さん自身が貧血で、
赤ちゃんも貧血状態で
いることが増えてきている為です> <
早めに対応することで、
健やかな成長を促して
あげることができます!
もちろん!
お母さんにとっても大切な鉄分!!
妊娠中~授乳期は、
より多く摂取することを
意識してみてください!
今日は赤ちゃんの
初めての食事“離乳食”
についてお伝えします。
赤ちゃんがおっぱいを吸うのは
吸啜反射による本能的なものですが、
「食べる」と言う行動は、
- 口にものを運び
- 口の中で食べ物を細かく噛み砕き
- 舌でまとめて塊にし
- 口の奥へ運んで飲み込む
という一連の動作で、
何度も繰り返して、
少しずつ学習していくものです。
では、これまでおっぱいやミルクしか
飲んだことのない赤ちゃんに、
どうやって「食べる」ことを
教えていけばいいのでしょう??
今回から少しずつお話ししていきます♪
離乳食をスタートするタイミング
離乳食を始めるタイミングは
いつ頃からだと思いますか?
このタイミングを一番理解しているのは、
他でもない赤ちゃん自身です。
✅食べ物に興味を示す
✅家族が食べているものをじっと見つめ、よだれが増える
✅家族が食べていると口をもぐもぐ動かす
などの反応が見られたら、
離乳食を欲しがっているサインです♪
この頃には、前歯あたりの歯茎が
硬くなってきて、
歯ぐきを使う準備が
整ってきています。
一般的に離乳食期には
5つの段階があり、
目安の月齢が決まっていますが、
赤ちゃんの発達は人それぞれ!
体格や身長と同じように、
口腔内の状態も食べる機能の
発達具合も一人一人違います。
ですので、
目安の月齢だけでなく
お口の発達に合わせて
離乳食の形態を変えていきましょう^^
食べる力のトレーニング!初期“ゴックン期”
「口唇食べ期」とも言われるこの時期は、
歯が生える少し前の段階です。
下顎前歯あたりの歯茎が
硬くなってきた頃で、
体の発達としては、
首がしっかり座って
支えていれば座れること
が離乳食を始める目安になります。
離乳食を始める前に
スプーンを口に入れても
舌で押し出すことが
少なくなってきているか
を確認してみましょう!
赤ちゃんが舌を出してくるのは、
舌挺出反射と呼ばれる反射です。
これは乳汁しか口にすることの
できない赤ちゃんが、
固形物が入ってくることで
窒息してしまうのを防ぐために
備わっている機能です。
この反射が残った状態で
無理に離乳食を始めてしまうと、
口にしたものをすぐ吐き出してしまいます。
吐き出すことは赤ちゃんに
とっても心地の良いもの
ではありません> <
吐き出す経験を何度も繰り返すうちに、
離乳食やそれを食べさせるスプーンが
口に触れるだけで拒否してしまうように
なることもあるので、
反射が少なくなってきてから
離乳食をスタートするようにしてください。
まずは10倍がゆなど、
なめらかにすり潰された状態の
ものから始めます。
固さの目安はヨーグルトくらい
です。
舌はおっぱいを飲むための
前後運動だけでなく、
上下運動もできるように
なってきます♪
食べ物を唇と舌を使って
飲み込む反射の起こる位置まで
移動させること、
口を閉じてゴックンと
飲み込むことを習得していきます。
口唇を閉じて飲む
上唇の形は変わらず、下唇が内側に入る
口角はあまり動かない
舌の前後運動
舌の前後運動+顎の連動運動
赤ちゃんの姿勢は、
少し後ろに傾けたら
いよいよ食べてみましょう^^
食べさせる時のポイントは
決して急かさないこと!
- スプーンで下唇を優しくつついて、
ごはんが口元に来たことを知らせ、
下唇にスプーンをのせます。 - 赤ちゃんが唇でスプーンを挟むまで待ち、
スプーンからごくんと飲み込むのを
確認してからスプーンを引き抜きます。
赤ちゃん自身が唇を閉じて飲み込むことを
習得させるのがこの時期の目標なので、
口の奥の方までスプーンを差し込んだり、
唇が閉じきる前にスプーンを引き抜かない
ようにしてあげてください。
まだ離乳食は練習の段階なので、
1日のエネルギーは母乳が中心です^^
離乳食を与える回数は1日に1回で、
離乳を開始して1ヶ月を過ぎた頃から
2回食に進めます。
離乳食を始めると、
赤ちゃんの食べる量に個人差があり、
頭を抱えるお母さんもいらっしゃると思います。
離乳食は食べる練習ですが、
何よりも“食事って楽しい”を学ぶ場です^^
「せっかく作ったのに、、」
「これくらいの量は食べてほしいのに、、」
そんな気持ちが顔に出てしまうと
お互いに辛くなってしまいます。
赤ちゃんが食べなくなったら
その時は終わりにして、
お母さん・お父さんが美味しそうに
ご飯を食べているところを
見せてあげましょう♪